実に単純で限りなく美しい
天地森羅万象の理に
したがい
時に澄み渡る空のように晴れやかで真っ直ぐな
時に暗く淀んだ淵に沈み込む
実に厄介で曖昧な人の心に
寄り添い続け
その他全てのことから自由であることを
ここに宣言致します
1967年京都府生まれ、鹿児島県出身。
東京都在住。
1986年、勅使河原宏の前衛的な「いけばな」作品に出会い華道を学び始めた。
規制の流派のルール、形式や制作場所にとらわれない独自の花道世界観を構築し活動してている。「花を生ける行為」を「花いけ」と名付けて、世界中のアートフェスティバル、美術館、ホール、ギャラリーなどでパフォーマンスを行っている。
舞台いっぱいに巨大な枝と花などをいける花道ライブは、想像を遙かに超えたダイナミックさと繊細さとあわせ持った世界を生み出し、見る人を魅了している。また、詩人、写真家、音薬家、工芸家など、さまざまな分野の人々とのコラボレーションするインスタレーションライブも数多く行っている。
近年は、トーク力をいかした講演に、参加者も花いけを体験するワークショップを合わせたイベントが好評で、大人も子どもも花と向き合う時間を楽しんでいる。
・
・
上野の言葉より・・・
野に咲く花を探し、土地の生命力を感じさせる素材を用いて生命の上昇を表現し、
破壊的で爆発的な創作物を用いて生命の力強い生の状態をトレースしてきた。
植物から出発し、同じ自然界の存在である人間とつながる、
そんな基本に忠実な花の哲学を、花いけでは大切にしている。
Born in Kyoto, Japan, in 1967, UENO is a flower arranger and artist, who’s currently based in Tokyo. In 1986, He encountered Hiroshi Teshigawara’s avant-garde works of ikebana, the Japanese art of flower arrangement, and decided to pursue the world of floral art. Since he started teaching ikebana in 2004, he has dedicated himself to imparting the knowledge of “what makes beautiful flower arrangement, what makes good flower arrangement,” to his students, while continuing his own quest to explore further in the art of flower arrangement internationally. He has put together the live performances titled “hanaike” in 2005, and has also hosted the event “Flower Battles,” the competition, in which flower arrangers perform live in front of an audience. At KENPOKU ART 2016, he incorporated 3D printers, while still maintaining the essence of flower arrangement. His creative activities have extended to places such as Bali and Thailand, and to numerous collaborations with craftspeople and musicians.
Tuttle社
誠文堂新光社